2019年 08月 22日
黒部の朝
雲ノ平の静かな朝。
一番美しく、風を切って歩く、爽快なひと時。
柔らかで弱い光が大地に広がってゆく。
<薬師岳が染まりゆく>
祖父岳へ向かいながら、振り返れば
大きな薬師岳。
「百足のわらじを履いても登り切れないほどの大きい山」
(深田久弥)
キレ立つ水晶岳が眼前に迫ってゆく。
シルエットの様相は正に黒岳だ。
雲ノ平から眺める薬師岳は
雄大豪壮。
左に見えるのは小さなテント。
翌朝にもう一枚。
やっぱり好きな場所。
二日に渡って、黒部源流の山を歩いた。
四方を北アルプスの山々に囲まれ、
この夏、気分はすっかり黒部の山賊だった。
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by gaku-jin
| 2019-08-22 17:20
| 夏の山