人気ブログランキング | 話題のタグを見る

兎追いしあの山

兎追いしあの山_d0357817_17354883.jpg
 
<雪の道は兎の足跡だらけ>
 
 
週末日曜は晴天、山間部は雪が降ったとわかったら、
山へ行かないわけにいかない。
 
3週間前に初雪の山歩きを楽しんだばかりだが、
会津の山へ再訪した。
 
車を降りて歩きはじめるところから雪が続く。
 
前日の降雪直後に歩いた数名の
ツボ足トレースが残っていたが、
半ばの水場まで。そこから、雪は更に深くなり、
断念したようだ。
 
その先は新雪に兎の足跡が続いていた。
 
今季初めてのスノーシューハイキングを楽しむ。
 
兎追いしあの山_d0357817_17321165.jpg
 
<樹林帯を抜けると、少し雪が落ち着いたので選手交代>
 
 
九十九折に、吹き溜まりはフカフカラッセル
続くブナ林、シラビソ林を抜けると
木々は白く霧氷を纏い、遠く青空が臨めた。

兎追いしあの山_d0357817_07221705.jpg
 
<澄んだ青空に、きれいな雲が泳ぐ>
 
 
天気も最高、そして誰も歩いていない
ノートレースを歩む快感。
半年ぶりの雪山歩きの醍醐味を味わう。
 
兎追いしあの山_d0357817_07223288.jpg
 
<森を抜け、兎のトレースが続く道を往く>
 
 
天気が良く、気温が上がり始めて
重雪になってくるから、少し急ぐ。
  
兎追いしあの山_d0357817_17321871.jpg
 
<山頂下の雪原も兎の足跡だらけ>
 
 
山頂下の湿地地帯に突入すると、
風衝地は雪は軽く、歩きやすい。
雪はまだ薄いので、
ここから小屋へ向かって登り、
そこからあの山頂へ向かう。
 
それにしても誰も登ってこない。
久しぶりに山貸切だ。
 
兎も同じコースを辿っていた。
 
途中、小屋の前から続く木道が出ていたので
そこで座って一休みをとった。
 
兎追いしあの山_d0357817_17322874.jpg
 
<山頂から足跡を振り返るが、誰も来ない>
 
 
眺望と会話を楽しみながら、
のんびり登って振り返ると、
自分たちのトレースの向こうに
凛々しい尾瀬燧ヶ岳が聳えている。
 
この眺めは美しく、気に入りの眺めだ。
まもなく山頂に到着。
山頂はまだ雪が少なく、
ノッポの山頂標識は半分以上出ていた。
(年末には雪の下になるだろう。)
 
会津の山は、嫋やかで、そしてひっそり静かな
山歩きができるお気に入りの山。
この山からの奥利根・越後、飯豊の眺望が
実にすばらしく、毎冬何度も登っている。
  
 
つづく

by gaku-jin | 2019-12-04 07:46 | 冬の山

そこに山があるから

by hassaku