2019年 07月 23日
水巡る旅:鳥海山月山(1)
鳥海山5合目の吹浦口から、いざ鳥海山へ。
お隣、象潟口は登山者・マイカーが混雑していたが、
こちらのコースは登る人が少なく、とても静かで良い選択だった。
なだらかな登山道を登ると、鳥海湖外輪に。
吹く風が心地よく、咲き始めたニッコウキスゲの群落が迎えてくれた。
鳥海山のなだらかな尾根は残雪が多く残っていたのだろう。
至る所にチングルマの群落が満開を迎えていた。
それにしても花が豊な山だ。
東北の山で見られる、ヒナザクラもあちこち群生していた。
ハクサンコザクラよりも二回りほど小さく、
可愛らしくも白く清楚な花だ。
この花に沢山出会えただけでも夫婦揃って大満足。
湖畔の雪渓に入って、雪の上で休憩。
木道を歩く二人組をよく見たら、先週末に朝日連峰狐穴小屋で同泊、
お花の話で盛り上がったお二人だった。
急いで声をかけたら、こちらまで来て談笑。
このお二人、実は3月に新潟の雪割草の山で出会っており、
またこの人の少ない山の上でお会いするなんて驚きだった。
鳥海湖周辺散策の後、昼には一度下山し、
今度は山麓の森と湧水巡りへ向かった。
山の上は雨が降りそうだったが、麓は晴天。
まずは、鳥海山丸池様へ。
つづいて、車を走らせて、秋田側へ。
獅子ヶ鼻湿原を散策。
いつも山で見ている根曲りブナと異なり、
様々な表情をしたブナの森を歩いた。
山麓の湧水は、水量も豊富で、清らか。
まだ手つかずの自然、森の豊かさに感動した。
山麓の小さな温泉で汗を流し、象潟の街へ向かう。
楽しみにしていた岩牡蠣。本当に旨かった。
ペロリと平らげて、もう一度鳥海山5合目の駐車場へ戻る。
車中泊の支度をしながら、日本海の夕暮れを楽しむことに。
湧き上がる雲の切れ間に酒田の街が見えた。
いつもなら、麦酒で乾杯と行きたいところだか、疲労困憊。
長い長い一日だった。
眠さに負けて、横になったらあっという間にイビキをかいていた。
遠い鳥海山への旅、一日目終了、、、
by gaku-jin
| 2019-07-23 18:13
| 夏の山