光走る(会津駒)

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前回の続き。
会津駒冬季尾根を登りあげると、緩やかな登りに変わる。
ブナの森、ダケカンバ、シラビソの森へと続く。
木々は白く、うっそうとした夏の山とは異なる。
雪山はそんな森歩きも退屈させない。

空は青空が顔を出すが、どうやら山頂には雲が。

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森を抜けると、シラビソが点在する平原に出る。
あちゃー、ちょっと早すぎたか。
ここまではトレースをつけていたバックカントリーのパーティーもここで休憩待機していた。

所謂ホワイトアウトになったが、地形、小さな木立まで頭に入っているので先へと進む。雪は深くなり、スノーシューでひざ下だ。ノートレースはやはり楽しい。

越後・只見から流れくる雲が抜けきるまで、シラビソのツリーホールに雪のベンチを作って風を避けて、早めの昼飯とした。高気圧に覆われており、昼前には青空が出ることが約束されている。

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時折、南側の雲の切れ間から光が走り始めた。
深い雪に顔を出しているシラビソが美しい。青空が広がれば天国のような景色が待ち焦がれた。

我々のトレースを使って、何名か後続が先を越していった。
焦らずサーモスのお茶をすすりながら待つ。真っ白けの山頂に変化が見え始めた。

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予想通り、期待通りだ。

雲が流れ、山頂が見え隠れする中、穏やかな雪斜面を登りゆく。
この真っ白な雲と雪の中を歩く心地は最高だ。
青空に光り輝く山頂へ向かうひと時を楽しみながら。

山頂からは真っ白けの中から降りてくるハイカーとすれ違う。
山を楽しめるかどうか、経験体力も必要だが、ほんの少しの知識や下調べ、備えで大きく異なる。


昨日は、雪崩で若い命が失われてしまった。
高校生山岳部だと。顧問の教師はいったい何をしたかったのだろうか。
登山経験の浅い高校生に雪山ラッセル経験は必要だったのだろうか。


夏山縦走で時々出会う少年少女らの若く元気な笑顔が頭に浮かんでくる。


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# by gaku-jin | 2017-03-28 08:33 | 冬の山 | Comments(2)

そこに山があるから


by hassaku