カテゴリ:春の山( 5 )


前回から1週間空けてしまたった。

 

ブナの森を抜けて(魚沼三山を眺めて)の続き。

 

樹林帯を抜け、見晴らしの良い開けた、なだらかな山頂が見え始めた。
時折背中から光が射しこみ、青空ものぞかせる。

 

空模様の回復を待つように、じっくりとラッセル登攀が続く。

 

途中、幕営地に適した場所を探しながら、登り詰めていった。

 

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なだらかなピークへとたどり着いた。

八海山へと続く稜線にはまだ雲が漂っていた。

 

八海山の右手には越後駒、中ノ岳がその姿をまだ隠している。

上空の風は流れており、時が経てば、まもなく絶景が広がることが期待できる。

 

・・・

 
 
 
その時は来た。

 

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神々しい霊峰八海山が眼前に姿を現した。

八海山核心部でもある八ツ峰がはっきりと見える。
 

山頂は貸切。この景色を独占できるのだから。

人の後を登るような、他の雪山へは足が遠のく。

 

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八海山の右手には、駒ヶ岳、中ノ岳が姿を見せ始めた。

八海山から中ノ岳へと続く刃渡りのような尾根オカメノゾキ。

 

中ノ岳からは800mも下ったキレットだ。

 

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登攀は雪もちらついていたが、すっかり青空が広がり、
雄大な魚沼三山を
仰ぎ見ながら、
のんびり山頂のひと時を楽しむ。

 

家内との会話も、GWは駒ヶ岳へ行きたい。あの稜線を往復するのはどうだ。

天気がよくて、眺めもよければ、会話も弾む。

 

眺めはとてもスリリングだが、山頂は広くて(雪庇には載れません)

あっちへ行ったりこっちへ行ったり。四方の峰々を堪能します。
  

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切り立つ中ノ岳。

雲が流れゆく。

美しい山容で、いつか丹後山、兎岳と合せて縦走してみたいものだ。

  

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左に目をやれば、駒ヶ岳。やはり堂々たる山容。

積雪期にはあの向こう側から眺めていたが、

三山のとして従えているように見える。
  

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十二分に山頂を楽しんだ。

滅多に夫婦で記念写真も撮らないが、あっちで一枚。こっちで一枚。

いい想い出ができた。


最期にもう一枚。ここで来年は幕営してみようか。

そんなことを話ながら、満足な山旅に、にんまり笑顔で下山についた。


 


それにしても、越後にはいい山がいっぱいある。

まだまだ登ったことのない山域を見てしまった。

気になる山が増えてしまった。

今年はそろそろ残雪歩きも辛い春へと移り行く。
 

さて、次の山は何処へ。
 
 
お終い



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by gaku-jin | 2017-04-21 13:54 | 春の山 | Comments(2)

残雪登山(魚沼三山を眺めて)の続き。
 
標高1200mあたりを越えた頃だろうか。
追ってきた雲が、魚沼三山、八海山を越えて
あっというまに雲に包まれてきた。
 
尾根は、徐々に広がっていき、
急登、平らなステップ、急登、ステップ
この繰り返しとなった。開けているが、至近の八海山はもう見えない。
 

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眼の前広がるブナの森を登り進む。
山の天気は変わりやすい。
さっきまでの青空は消え、気づけば雪が降ってきた。
先行していた山スキーヤーも休憩しており追いついた。
 
天気は徐々に回復するだろうと思い、
ブナの根元にできた吹き溜まりの雪を掻いて、
風除けベンチを作り休憩。
 
辺りは白く化粧をした美しいブナの林立。
この眺めだけでこの日の山旅は十二分に満足だ。
 

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少しずつ明るくなってきただろうか。
雲の切れ間が出始めた。向こうの尾根も見えている。
滑らかな雪に、ブナの木立。やっぱり静かな森歩きはいいものだ。
 

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山スキーヤーは既に滑降ポイントへ向けて進んでいった。
どうやら山頂とはすこし違う方向のようだが、
ジグを切って登るトレースを追いながら
空の様子を見ながら上へと目指すことにした。
 
結構な急斜面の連続だ。
 

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登り詰めてゆくに従って、
時折眩い陽射しが美しいブナの森を照らすようになってきた。
それに伴い気温が上がり、霧氷が花吹雪となる。
なんて儚く美しいんだろうか。
 

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雪から顔出すダケカンバだろうか。
枝先に息吹がある。
雪はあれど、山は春へと向かっている。
 
登山の楽しみ方も、千差万別だが
山頂へ至る森をじっくり楽しむことも忘れてはならない。
このブナの森はそれを改めて教えてくれたようだった。
 

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つづく


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by gaku-jin | 2017-04-13 12:09 | 春の山 | Comments(2)

今はもう4月。
3月になってからは、気温も上がり降雪も落ち着き、
私の好きな山域、越後の山々も雪が落ち着いて
足取り軽い季節に変わってきた。
雪山登山もすっかり春に変わり、あのラッセル登攀も無く、
残雪歩きとなる。
 
残雪期になったら登ろうと決めていた山の一つだ。
奥只見、魚沼三山、谷川連峰
この3つの眺望が楽しめる山域をそれぞれ巡ろうと決めていた。
この山は魚沼(越後)三山の展望台だ。
 
この季節になると、雪が緩むため、スノーシューで登攀下降できるかどうか、
ウェアも一つ薄手に落とすかどうか、衣替えも悩ましくなる。
 登山口でも、あのキーンと冷えこむ寒さはまったく感じなくなっていた。
 
3/18(土) 魚沼へと向かった。自宅から250kmほど。
日帰り圏内もずいぶん広がったものだ。
(先の記事、会津駒へはこの二日後)

山スキーでは人気の山のようだが、登山ハイキングとしてはマイナーな山。
標高1500m程度の山だ。
標高差は1100mほどあり、雪も十分あり、登りごたえも十分な山。
 
登山口へは六日町から向かう。
駐車スペースでは、山スキーヤー2名が準備をして先行していった。
この日山で出会ったのはこの2名だけ。期待通り静かな山だった。
 
車を降りたところからすぐにスノーシュー、
登攀尾根手前まで緩やかな登りのスノーシューハイキングだ。
沢沿いに登り詰めてゆく。
 

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写真に写っているのは山の相棒、家内だ。
毎度、家事をこなして週末付き合ってくれるのだから。
頭が上がらない。
 

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振り返えると雲がドンドン流れてくる。
朝方の魚沼の街は雲の下に隠れることが多く、空模様は大きく変わってゆく。
流れゆく雲、柔らかな吹く風に春を感じる。
 奥へと目指すが、山の頂あたりは雲隠れしたままだった。
 

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尾根へと取り付き、一気に標高を稼ぐ。
木立には、夕べ降ったばかりの新しい雪が載っていた。
時折朝陽が差し込むが、すぐに雲隠れを繰り替えす。
 私は、山登りの途中のこういう木立の中が一番好きかもしれない。
斜面に生き抜く木々、逞しい草花、生きる元気をもらえるからだ。
 

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奥の斜面へと目をやると、根開がはじまっている。
春の訪れの証だ。
朝陽に落ちる樹影も美しい。雪山ならではの美しい風景だ。
木立にもうっすら霧氷と雪が見られこの先の景色に期待が膨らむ。
 

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更に高度を稼いでゆくと、流れゆく雲の影から
神々しい八海山が姿を見せてくれた。
 
このあと、あっという間のことで、雲にその姿は隠されてゆく。。。
 
つづく
 
※登山ルートが不明瞭な雪山のため、山の名前は伏せることにしました
 
 


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by gaku-jin | 2017-04-10 19:07 | 春の山 | Comments(2)

歴史の道

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山旅をすると、その山に様々な歴史文化があることを知る。
おかげで、地名、文化、歴史、暮らし、お酒など様々知ることができた。
 
 
私のよく訪れる山域、上越国境。
これを越えるルートに”謙信新道”がある。
魚沼清水集落から、尾根を登り、清水峠を越えて利根川源流域へと続く。
古くは謙信公が軍馬でこの稜線を越えたとある。
 
 
4/2の山旅では、山頂からこの尾根がよく見えた。
(写真では、鉄塔が立ち並んでいる尾根)
 
 
まだ雪深い山々に、歴史の尾根道が輝いた。
 


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by gaku-jin | 2017-04-05 18:00 | 春の山 | Comments(2)

春風に吹かれて

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4/2日曜日、天気は快晴。

人の列に連なって歩くのは苦手。

静かな山を楽しんできた。
稜線はビッシリとエビの尻尾。
でも風は優しい春風だった。

続きは後日。


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by gaku-jin | 2017-04-03 12:42 | 春の山 | Comments(2)

そこに山があるから


by hassaku